診療案内
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臨床工学部
臨床工学部の紹介
臨床工学技士とは?
循環器・脳脊髄センターでは、医療に関わる様々なスタッフが働いています。臨床工学技士もその中の一つです。
この資格は、1987年に制定された医療に関わる職種としては比較的新しい国家資格です。臨床工学技士は医師の指示のもと、医療機器の操作及び保守点検を業とする専門職種です。
現代医療には医療機器は欠かせません。最近は、機器の機能も向上し患者さんにより高度な医療を提供できるようになった反面、使用する側は機器を適切に操作・調整することが求められるようになりました。
臨床工学技士は医療機器を通じて、安全な医療を提供できるように務めています。
臨床工学部の概要
2001年2月、当センターにおいて「医療機器安全管理に対する専門的・組織的な取り組みの必要性」が提起され、当時の有資格者4名をメンバーとして「臨床工学室」が発足しました。
その後、2010年4月に診療支援部所属となり、2015年4月には循環器業務拡充に伴い3名の増員、2016年4月に独立部門として「臨床工学部」となりました。
2018年4月現在、臨床工学部は部長の医師1名と臨床工学技士8名で構成されています。
現在は、循環器・血液浄化・呼吸療法・手術室・血液浄化・医療機器管理関連を中心に業務を行っております。
呼吸療法関連業務として扱う機器の一つに、人工呼吸器という医療機器があります。この器械は生命維持管理装置と呼ばれ、重要な医療機器の一つです。当センターでは臨床工学技士が、医師の指示のもと設定の調整を行う他に、保守点検を実施し安全・安心して使用できるようサポートしています。
手術室業務として脳神経外科手術の支援も行っています。脳神経外科の手術では微細な血管に対して手術を行うため、手術用の顕微鏡を用いて手術を行ないます。臨床工学技士はその顕微鏡の調整や準備を行ないます。また、各種治療器の準備、設定、点検を行う他、より安全に手術が行える様、術中モニタリングを行っており、手術のサポートを行っています。近年では脳血管内手術における補助業務も行っています。
この他、医療機器管理業務として除細動器やポンプ類、治療器、心電図などの情報を表示する装置などセンター内の機器の調整・点検を行い、安心して医療が行える体制を整えています。
夜間休日については待機体制を取っており、緊急手術等には365日24時間体制で対応しております。
主な業務
循環器関連業務
- カテーテルインターベンション、カテーテルアブレーション等の治療及び検査業務
- ペースメーカ植え込み術等における立会い業務
- ペースメーカ、ICD、CRT-Dクリニックにおけるプログラマ操作
- MRI対応植込み型不整脈デバイス(ペースメーカ・ICD等)におけるMRI検査対応
- PCPS管理及び操作
血液浄化関連業務
急性血液浄化及び維持透析業務
呼吸療法関連業務
- 人工呼吸器、酸素療法等
- CPAP及びASVの管理及び導入支援
手術室業務
- 術中モニタリング(MEP・SEP・ABR・神経刺激装置・近赤外線モニタ等)
- 手術顕微鏡、各種治療器、全身麻酔器等の管理業務
- 脳血管内手術関連業務
- 自己血回収装置の操作
- 手術映像記録、管理
医療機器管理業務
除細動器・AED、シリンジポンプ、輸液ポンプ、血液ガス分析装置、各種モニタ等の
センター内医療機器の管理業務
スタッフ紹介
主な認定資格
- 体外循環技術認定士:3名
- 3学会合同呼吸療法認定士:2名
- 透析技術認定士:1名
- 特定化学物質作業主任者:1名 ほか
主な所属学会
- 公益社団法人 日本臨床工学技士会
- 公益社団法人 秋田県臨床工学技士会
- 一般社団法人 日本体外循環技術医学会
- 一般社団法人 日本人工臓器学会
- 一般社団法人 日本心血管インターベンション学会
- 一般社団法人 日本呼吸療法医学会
医師
師井 淳太(部長)
専門医資格
- 日本脳神経外科学会専門医
- 日本脳神経血管内治療学会専門医
- 日本脳卒中学会専門医
- 日本DMAT隊員
専門領域
- 脳血管障害
- 脳血管内治療
- 顔面けいれん
- 三叉神経痛
- 良性脳腫瘍
- 災害医療
臨床工学技士
佐藤 賢行(技師長)、ほか8名
採用情報
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秋田県立病院機構 採用情報 臨床工学技士